茂原市立図書館ブログ

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2月28日「大人のための映画会」開催しました。

2月28日(水)「紙屋悦子の青春」を上映しました。

梅の花も咲き誇る暖かい日で、多くの方がご来館くださいました。

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監督 黒木 和雄   原作 松田 正隆

出演 原田 知世 永瀬 正敏 小林 薫 本上 まなみ 他

2006年製作

第31回報知映画賞特別賞受賞

第61回毎日映画コンクール撮影賞受賞

 内容

「昭和20年の春。東京大空襲で両親を失った紙屋悦子に、

見合い話が持ち上がる。相手は兄の後輩・明石少尉の親友、

永与少尉。悦子と明石は密かに心を寄せ合っていたが、

明石は明日の命も知れぬ自分よりも永与に悦子を

任せようとしていた・・・。」

 

アンケートに、多くの方から「いい映画」「感動した」

「じっくりと落ち着いて楽しめた」「深く心にしみた」

「久々に楽しい時間を過ごした。」等の感想を頂きました。

 

「美しい夏キリシマ」「父と暮らせば」などの映画で

戦争と反戦を訴えてきた黒木和雄監督の遺作です。

 

紙屋家の桜の花が咲き始めてから散るまでの数日間のお話です。

ほぼ、紙屋家での会話シーンですが、効果音楽も殆ど無く、

聞こえてくるのは、紙屋家のコチコチという柱時計の音だけ。

戦時中でも日常があり、普通の会話があり、夫婦の口げんかや、

お見合いの会話にもほほえましいユーモアがあり、

会場は、暖かい笑い声で包まれていました。

終盤は、戦争によって命を落とさなければならない人々、

 残された人々の悲しみが描かれており、あっという間の2時間でした。

 

「大人のための映画会」でこの「紙屋悦子の青春」に出会え、うれしく思います。

次回も「大人のための映画会」で、皆さんが笑いや、涙、感動を共感して頂けたら

幸いです。